出会いアプリを使って女性と出会おうとする人も多いですが、出会いアプリにはサクラ出会い系の業者や援デリ業者ばかりで一般の女性はほとんどおらず出会えません。出会いアプリで出会うにはワクワクメールなどの優良出会い系のアプリを使う方がはるかに安全です。

久しぶりにネットで女性を探そうと、お気に入りのスマートフォンを手にしたその男は、出会い系“アプリ”と“サイト”のどちらを利用すべきかで悩んでいた。一昔前なら、出会い系一択だった。だが、今ではLINEやカカオトークのようなチャットメールでメッセージ交換をする出会いアプリが主流。そのあたりの事情については、アプリストア内のダウンロードランキングでも出会いアプリの人気度が高いことからも読み取ることができた。

しかも、アプリの出会い系は無料で使えるものがほとんどだと言う。また、アプリストアの公式ページに投稿されているレビューやネットの口コミ情報などの評判を読み込んでみても、会えるという評価が下されているアプリが少なくない。それは、ずっと以前にサクラ満開とまで揶揄された時代を最後に、出会い系から退会したきりとなっていたその男にとっては新鮮な驚きを与える情報だった。

「自分が知らない間に出会い系は優良で安全なサービスに生まれ変わったのだろうか?
それとも、出会い系“アプリ”が“サイト”とは異なる安全で優良なサービスというだけなのだろうか?」

そんなどこか不思議な、晴らせない疑問を抱えた状態でどちらを選択すべきか男は悩んでいたのだ。


それから普段と何ら変わりない一週間のルーティンを終えたその男は、最終的に出会い系“アプリ”を試してみることに決め、仕事帰りの電車の中や休日の街中、自宅でなど積極的に利用を進めていた。ダウンロードした出会いアプリは基本無料でメッセージを送ることができて、スマホのGPSを使って近くにいる人を探せるという触れ込みで各情報サイトでも評価されていた「スマとも」というものだった。スマホアプリのランキングサイトのいくつかに目を通した限りでは、その男が住んでいる地域ではそのアプリを使って女性と出逢うのはそんな難しいことではないように評価されていたからだ。

しかし、その男はアプリのダウンロードから1週間近くが経過した時点で女性と出逢える兆候すら掴むことができずにいた。簡単に言ってしまえば、まともな女性にほとんど当たらないのだ。まず顔写メをプロフのアイコンに設定している女性が普通の女性ではないことは何度も騙されて痛いほど分かった。写メを載せている女性は男性側の興味を惹きやすいためか、有料チャットで話しかけなければいけないことが多かった。それでもまともな出会いに発展すれば何も問題はない。有料といっても微々たる額の料金でしかないし、それを惜しむほどケチでもない。

ところが、現実にはそういう女性のほとんどは決まり文句かのように肉体関係と引き換えに2万円を要求してくるというあり様であった。後に判明することになるのだが、それらの女性は素人ではなく、援デリ と言われる出会い系を使った客引き目当ての業者らしく、あらゆる出会い系で猛威を振るっているようだ。

まともじゃない女性は他にも多かった。たとえば、サクラ出会い系に誘導しようとする業者なんかがそうだ。登録しないとメールが送れないような自分のプロフページと称した偽サイトのアドレスを教えられたり、時には教えられたメールアドレス宛にメールを送ったところ身に覚えのない出会い系から大量のサクラメールが送られてくることすらあったのだ。


こうした体験ばかりでまったく出会えずいたその男は、出会いアプリを使い始めてから2週間が経過する頃にはついに痺れを切らして、出会い系“サイト”に登録することを決意するようになっていた。どうせアプリではまともな出会いができない。そう考えての決断だった。

ところがその、希望を託すような選択も半ば裏切られることになる。そこからさらに2週間が経過する頃には、どうやらアプリにいた業者やその類の悪質な、女性になりすましたユーザーは出会い系にも多いということが分かってきたのだ。それでも男の救いとなったのは、出会い系の中でも優良とされる「ワクワクメール」や「ハッピーメール」といったサイトでは出会える場合もあることが自らの出会いの成功体験として身をもって理解することができたということだった。

結局、その男は出会い系をメインに使うようになり、アプリを使っていた頃よりもつぎ込むお金の額は増えたものの、確実に結果を出しやすいという点から出会い系“アプリ”ではなく“サイト”の方にメリットを感じてアプリに手を出すことはなくなった。