出会い系は無料掲示板「スタービーチ」に始まり、有料制サイト、無料サイト、出会いアプリなど様々な形態が生まれました。現在では、前払いポイント制、定額制のサイトが最も安全で出会える出会い系として人気や評判を高めています。

出会い系の先駆け – スタービーチ

現在の出会い系の原型でもありブームの火付け役となったのが、無料掲示板のスタービーチです。スタービーチは会員登録をしなくても利用できる無料掲示板「Friends!サービス」で爆発的な人気を誇ったサービスです。

残念ながら、2009年01月31日をもって掲示板は閉鎖されましたが、スタービーチが大きな成功を収めたことがひとつのきっかけとなって数多くの出会い系が開設されることになりました。

有料会員制のサイトの登場とサクラ被害の拡大

スタービーチの爆発的な人気のすぐ後に登場したのが、有料会員制の出会い系です。メール送信料は一回300円から500円という設定でした。有料会員制の出会い系では、サクラも多用されました。

この当時は、出会い系のサクラに対する情報が少なく、また現在のような月額固定料金での高速インターネットサービスが普及し始めた段階でもあったことから、ネットを使った情報共有もままならずサクラ詐欺被害に遭う利用者が非常に多かった時代でもあります。同時に、サクラを使うことによって不正に売上げを上げた運営企業にとっては、出会い系の全盛期として記憶される時代でもあります。

しかし、顧客となる利用者に対してサービスの核となる出会いを提供しないばかりか、詐欺行為によって料金を騙し取るサービスが長続きするはずもなく、次第にこのタイプの出会い系はユーザーが寄り付かなくなっていきます。それを後押ししたもののひとつには、インターネット上でのサクラ情報の積極的な公開と共有がありました。

また、有料会員制の出会い系の登場からほどなくして登場したのが、前払いでのみ利用可能でメール送信料が安く設定されている、現在でも多くの利用者を集めるポイント制の出会い系です。

無料サイトの拡大と衰退

有料サイト=サクラ詐欺サイトという認識が多くのユーザーの間で共有されるに至り、次に人気を集めたのが無料出会い系です。しかし、無料サイトとは名ばかりで登録すると系列の有料サクラサイトにも同時に登録されるという悪質な仕組みが組み込まれており、そのことに気づいていない大半のユーザーが系列の有料サイトでサクラ詐欺被害に遭うというが事態が多発しました。入り口となるサイトが無料と謳っていたことも被害を拡大させて大きな要因です。

無料サイトは、出会い系の中でも長期間新規ユーザーを獲得してきたタイプのサイトです。現在でも、サクラサイトの多くが無料サイトの体で新規利用者を集め、系列の有料サイトに誘導し登録者をサクラ詐欺によって騙し続けています。幸いにも、昨今では徐々に無料サイトに登録することには大きな危険性が伴うことが知られるようになったため、徐々に衰退しています。

出会い系規制法の制定・施行

非登録制の無料掲示板や有料登録制のサイトが全盛期を迎える以前から、出会い系は18歳未満の未成年者による援助交際相手の募集の場として悪用されている事実が問題視されてきました。

その事態を重く見た行政当局によって制定・施行されたのが出会い系規制法です。この法律により、出会い系は登録制であることが事実上義務付けられるとともに、運営者は登録者の年齢確認を行う義務が課されることとなりました。この法規制によって、スタービーチは閉鎖されることとなり、出会い系全体の利用者も減少しました。

法規制によって、出会い系で18歳未満の児童が援交被害に遭うのを防ぐという目的はある程度達成されましたが、18歳未満の児童が異性との出会いの場をSNSや出会いアプリなどへと変えたため、新たな援助交際問題も生じています。

ポイント制サイトへの人気の集約

こうした経緯を経て栄枯盛衰を繰り返してきた出会い系の形態ですが、現在では一部の出会える系と称されるポイント制の有料サイトと定額制のサイトに次第に人気が集約されつつあります。

今現在、出会い系の利用者にとっての関心事項や問題は、どのタイプのサイトに登録するかということや、サクラ情報の交換、サクラ対策法などよりも、ポイント制の有料サイトや定額制のサイトを使っていかに出会うかということ、いかに悪質な会員を避けるかという点に移りつつあります。