出会い系では直アドや写メ交換が問題なくできればほぼ確実に出会えます。直メでのやり取りをしばらく続けた後に、待ち合わせの約束をして自然と会うことになるというのがその後の流れです。

前回レポートした、写メとメアドを交換することができた女性とは、はじめにメールを送信してから比較的スムーズにやり取りをすることができていました。出会い系ではそれまでいいところまで行きながら騙されたり、なんやかんやと理由をつけて先延ばしにされることが多かったので、その点からするといい意味で予想を裏切ってくれた展開と言えるかもしれません。

しかし、何人もの女性と出逢えなかった体験を繰り返していると、直アドでメールのやり取りができるなどうまくいっている時でも心のどこかで“また騙されるんではないか?”といった不安を抱くものです。この女性と直メでやり取りしながらも、相手のことを疑う部分があったことは否定できません。

この時僕が心配していたのは、相手の女性が『美人局』である可能性です。出会い系で生じうる美人局被害は、直メを交換して待ち合わせをして、ホテルなどに入った時点で仲間の男が登場して強盗に遭うというものが多いようです。今回、僕は初めてスムーズに話の展開が進んだこともあって、そのことが逆に疑わしくなり、美人局に遭う危険性を心配するようになったというわけです。

出会い系での美人局による被害は、表沙汰になるものもありますが、ほとんどは被害者が社会的な立場を守るために泣き寝入りしていると言われています。そのため、どの程度の規模で被害が発生しているのかを正確に把握するのは難しいですが、あまりにもうまく話が進んだ場合などは、念のため美人局のリスクを念頭に、予防措置を講じるべきでしょう。人気の多い場所で待ち合わせをするということや、知り合ってすぐにホテルなど二人っきりになる場所には行かない、徐々に交流を深めるなどの対応が大切です。

メアドや写メの交換ができて、会えそうな空気になってきたことが嬉しい反面、一方では美人局被害に遭うのではないかという懸念が湧きあがってきたため、はじめはすぐにでも会ってみたいと考えていましたが、少しメールを続けて逢うまでに時間をかけてみることにしました。お互いに仕事をしていれば、簡単に都合がつかないことも珍しくないだろうということで、直メでやり取りをし始めてから約2週間後に会うという方向に持っていくことにしたのです。

もし、相手の女性が美人局なら、その間にメールを送ってくる別の男性を先にカモとして騙すだろうし、自分のように時間がかかる男はターゲットから外すなりして、次第に連絡が来なくなるはず、という見込みによる判断でした。正直、自分でも警戒し過ぎなような気もしていましたが、何かあってからでは遅いので、約束の日までの間は少しでもどんな人かを知るため、メールでの会話にもアンテナを張り巡らせていました。

ところが、幸いにもメールが途絶えることもなく、むしろ普通の友達のような感覚で楽しくメールが続いて、ついに約束の日がやってきたのです。


次回は、「初の顔合わせ」について体験をまとめます。