出会い系で何らかのトラブルや被害に巻き込まれた場合は、利用料金を請求されたからといってやみくもに支払いに応じてしまう前に、どんな被害かを明確にした上で、適切に対策を講じることが大切です。

質問

出会い系に登録することには非常に興味があるのですが、不正課金や督促といったトラブルや被害も多いと聞きます。出会い系に登録して万が一業者とトラブルになった場合の対策はどうすればいいのでしょうか?

回答・解説

どんなトラブルや被害かを明確にする

出会い系の利用を通じて発生したトラブルや被害への対策をする際に大切なのはトラブルの種類(タイプ)をはっきりさせることです。

  • どういうサイトに登録し利用したのか
  • どのような操作や利用経過によってトラブルが生じたのか
  • 相手の業者からどんな対応を求められているのか

これらの点について明確にする必要があります。出会い系絡みのトラブルには、利用者側には何の落ち度もないにも関わらず、法外な請求をされるというケースも珍しくありません。利用者でないにも関わらず利用料金の支払いが滞っているなどとして不正請求被害に遭うケースすらあるほどなので、どんな被害がどういう脈絡を通じて発生しているかを正確に理解することは何よりも重要です。

一番やってはいけないことは被害やトラブルの状況が明確でない状態で求めに応じて支払いなどに応じてしまうことです。単純に騙される危険性が高いこと以外にも、更なる詐欺被害に遭うリスクを増大させる可能性があるためです。

被害状況やトラブルの種類が明確になった時点で対策を講じます。

出会い系のタイプ別のトラブル・被害対策

サイトのタイプ別に比較的多く見られる出会い系絡みのトラブルの種類についてまとめます。

サクラ詐欺の出会い系におけるトラブル

  • どう考えてもサクラとしか思えない女性会員(メールをくれたら多額のお金を振り込みますなど)とのメール交換を通じて発生した利用料金を請求された
  • 以前出会い系に登録していたことはあったものの、その後どのサイトにも登録していないのに、ある日突然過去の利用代金が未納となっているとして請求メールが送られてきた

これらのトラブルへの対策は、基本的に“何もせずに無視する”に尽きます。メール相手の女性がサクラである証拠がなくとも、メール内容などからそのことが濃厚に疑われる場合は、無視していて構いません。

それでも執拗な場合は、弁護士や警察に相談する旨を伝えれば引き下がることが多いです。相手側の業者が司法をや行政を巻き込むのを避けたがる事情を抱えていることが多いためです。サクラ詐欺や不正請求などの詐欺行為に及ぶ業者にとって、警察や弁護士を巻き込むほど面倒なことはありません。詐欺の全貌が明らかとなり摘発されるリスクを冒してまで一人に執着して請求を続けることはないので強気で対応することができます。

また、一部の悪質な出会い系では、メールのやり取りをしている女性(サクラ)が訴えを起こそうとしているなどという名目で、サイト運営者が仲裁料金を請求してくる場合もあるので注意しましょう。まともな出会い系では、サイト運営者が登録会員同士のトラブルの仲裁をすることもありませんし、仮に仲裁するとしても仲裁料金の支払いを求められることは一切ありません。仲裁料金を請求してくる出会い系の業者はサクラとグルの悪徳業者と考えて間違いありません。万が一、そういったケースに遭遇した場合も一切無視するようにしてください。

出会える系のサイトにおけるトラブル

  • 規約に違反するような行為は特にしていないにも関わらず突然利用停止措置、強制退会措置となってしまった
  • ホ別2を要求してくる女性と待ち合わせて会ったらプロフィールと全然違う女性が現れ、そのことを理由に断ろうとするも怖い組織の存在をほのめかされ恐喝まがいのやり方でお金を支払わせられた

強制退会措置となってしまった場合は、利用者に落ち度がなくても会員資格が復活するケースはほとんどありません。前払いポイントの残高が残っていたとしても有無を言わさず退会させられる事例も少なくないようです。この場合弁護士などを間に立てて、ポイント残高の返金を求めることはもちろん可能ですが、弁護士を仲介させるにあたって必要となる費用の方がはるかに高くなることが多いので、結局は諦めて泣き寝入りせざるを得なくなります。

ただし、普通に使っている限りにおいては、強制退会措置となることはほとんどないので、それほど深く心配する必要はありません。常識的な範囲内で利用していればこうしたトラブルに発展することはほとんどないはずです。

次に、ホ別2を要求してくる援デリの女性と出会った際の金銭トラブルについてですが、この場合出会いの場となったサイトの運営業者に被害の回復を求めて苦情を申し立てても対応してもらえることはまずないです。サイト運営業者のスタンスは、基本的に会員同士のトラブルには関知しない、会員間のトラブルは自己責任において解決してもらうというものですし、このケースにおいては実際に金銭を脅し取ったのがサイト運営業者とは何らつながりがない人物(または組織)であることから、被害の回復を訴えてもそれが実現する可能性はほとんどないです。

仮に、被害届を警察に提出しようにも、金銭のやり取りを前提に女性と会おうとしていたという事情を説明しなければいけないので心理的なハードルが高いという面もあります。

※そうした事情を見越して業者側も足元を見るかのように脅しをかけてくるので、その点を逆手にとって強硬な態度に出るのもひとつの方法ではありますが、後に発生しうるリスクをことを考えると必ずしも得策とは言えないでしょう。

このように、トラブルや被害の事例ごとに取るべき対策は異なってきますので、それぞれの状況に応じて対応を選択し、一人で解決するのが難しい場合や判断ができないケースにおいては法律の専門家や出会い系事情に詳しい専門家に相談するなどして対応するようにしましょう。